私が建設業界と出会ったのは、前職での人事異動がきっかけでした。

当時、建設業界についてはあまり知識がなく、正直なところ、業界のイメージも悪かったのです。残業が多く、清潔感がない、そして古い文化や慣習が多いといったものです。

しかし、震災復興事業を見に行くよう会社から指示を受け、東北を訪れたとき、私の認識は一変しました。震災で失われた景色を建設会社が一生懸命取り戻している姿に感動しました。インフラの復旧工事で道路や橋が作られ、電気や通信網も修復されていました。学校や病院、公共施設などの再建も進んでおり、東北が元気を取り戻していることを実感しました。

それから私は、全国の建設企業を訪問し、その度に人手不足の深刻さを痛感しました。建設業界が日本のインフラを支え、私たちの生活を豊かにしているにもかかわらず、現場では働く人が足りないのです。この現実を前にして、私たちのパーパス「建設で日本を元気にする」が生まれました。

私たちのミッションに共感する社員は、クライアントや現場社員と共に、真剣な眼差しで取り組んでいます。時には大きな壁にぶつかり、失敗もありますが、私たちは決して諦めません。10年後も、100年後も、このパーパスを志し続けるのが、ヘルスベイシス・コンストラクションです。